平素は本投資法人に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

本投資法人の2023年11月期（第36期）の営業収益は13,646百万円、営業利益は6,747百万円、1口当たり分配金は1万3,700円となりました。

2023年11月期末の平均契約賃料は20,530円となりました。テナントの契約更新による月額賃料増額率は前期末比+7.2％となった一方、テナントの入替は稼働優先のリーシングにより、月額賃料増額率は▲3.9％となりました。期末の稼働率は97.7％でした。引き続き、「凡事徹底」を行動指針とする徹底した現場主義により、安定した内部成長を実現します。

2023年11月期については物件の取得及び譲渡は行いませんでしたが、今後も東京主要5区を中心に厳選したオフィス物件の投資運用を通じて、ポートフォリオの質の向上を図ります。

財務関連におきましては、長期の借入を行い、返済期限の分散化を推進しました。引き続き、将来のリファイナンスリスクの低減を図りながら、更なる財務体質の強化に努めてまいります。

また、2024年5月31日を基準日として、本投資法人の投資口を、1口につき、2口の割合をもって分割することを予定しています。
投資口の投資単位当たりの金額引き下げにより、投資家の皆様がより投資しやすい環境を整え、更なる投資家層の拡大と投資口の流動性の向上を図ることを目的としています。

今後も本投資法人は、既存物件の競争力の向上に努め、中長期的目標として、巡航EPU（物件売却益を控除した1口当たり当期純利益）を成長させ、強固な財務基盤を背景とした負債調達余力を活かし、継続的な成長を目指してまいります。

投資主の皆様には引き続きご支援、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。